自衛隊音楽まつり

自衛隊音楽まつり2013

3年ぶりに西部方面音楽隊として参加

昨年は第15音楽隊を支援

 去る11月15日(金)16日(土)に日本武道館(東京)において「平成25年度自衛隊音楽まつり」が開催された。今年は、第8音楽隊(北熊)からの支援を受けて編成された西部方面音楽隊58名で参加し、それぞれ招待者公演を含めて計6公演を行った。
今年は、「力」POWER FOR PEACE(直訳すると「平和のための力」)をテーマとし、「大地の章」「大海の章」「烈火の章」「大空の章」の四つの章から構成され、陸海空自衛隊音楽隊の趣向を凝らした内容となっていた。開演前には今年、台風災害で甚大な被害を受けた伊豆大島とフィリピンの犠牲者に対し哀悼の意を込め黙祷が捧げられた。
 西部方面音楽隊は、テーマに基づき沖縄を強く意識した演目を趣旨とし、日本国における沖縄地区の重要性とともに、沖縄と共生する姿勢をアピールする内容で本番に挑んだ。
氏福 淳2等陸曹を中心に構成したドリル演技は、冒頭に沖縄の伝統芸能であるカチャーシーのリズムを取り入れたマーチングパーカッションの演奏で8名のフラッグが登場し、続いて30名のフラッグ隊が加わり総勢38名による躍動かつ力強い大演技で観客を沸かせた。その後、邑上 達也2等陸曹の哀愁に満ちたトランペットソロに合わせ、沖縄の未来繁栄を祈った歌曲「黄金三星」(クガニミチブシ)を歌いながら場面転換し、「THE BOOM」の代表作である「島唄」の曲にのせ迫力ある軽快なドリル演奏を行った。フラッグ演技とドリル演奏の両方を行うという難易度の高い内容ではあったが、第8音楽隊の協力のもと、一致団結し西部方面隊の威信を示す演奏演技ができたと思う。限られた出演時間に沢山の見所があり、関係者や観客の方から多くの称賛を得ることができた。
 また、陸上自衛隊音楽隊と在日米陸軍音楽隊による合同ドリルは、陸上自衛隊東部方面音楽隊の委嘱作品、真島 俊夫作曲「勇者たちの夢」~陸上自衛隊のために~を演奏し、短い訓練期間ではあったが本番では多くの聴衆に感銘を与えた。
 陸海空自衛隊音楽隊をはじめ、在日米陸軍音楽隊、在沖縄米海兵隊音楽隊、太鼓隊、防衛大学校儀じょう隊、そしてASEAN40周年を記念し、タイ王国陸軍音楽隊がゲストバンドとして出演し全公演満員の客席から大きな拍手が贈られていた。最後に復興への願いを込め全員合唱で「花は咲く」で締めくくり、音楽の持つ「力」の凄さを改めて実感することができた。
 お土産に持っていった西部方面音楽隊のオリジナル特製バッジ「くまモンバッジ」が音楽まつりに参加した部隊に驚くほど好評であった。
朝霞駐屯地での集合訓練 朝霞駐屯地での集合訓練武道館でのリハーサル武道館でのリハーサル武道館の本番風景。今回のテーマ「平和の力」を九州・沖縄を警備担当区域とする西部方面隊の音楽隊として力強く沖縄を表現。 前半のフラッグ演技指揮は西部方面音楽隊長井田3佐今回のテーマ「平和の力」は前半のフラッグ演技から、一転して演奏による表現へ。(曲目は本文をご覧下さい)