平成28年度陸上自衛隊西部方面音楽まつり

熊本地震からの復興と「WA(和)」をテーマに

平成28年年度の陸上自衛隊西部方面音楽まつりが、3月11日午後2時と6時から、熊本県立劇場演劇ホールで行われた。これに先立ち例年に比べ会場が狭いために入場券の抽選に洩れた方から、再抽選してドレスリハーサルを行い公開した。
今年のテーマは熊本地震によって培われた和と絆をテーマに行われたために、例年に比べて派手さはなかったが、しっとりとした感動的な場面が多かった。
第1章は「西部方面隊の和」と題し、西部方面音楽隊副隊長・宍戸隆1等陸尉の指揮で西部方面音楽隊が「平和を守る者」と「君が代」を演奏。続いて第8音楽隊が隊長・蓑毛勝熊1等陸尉の指揮で「分列行進曲」「僕の願い」など4曲。第4音楽隊が隊長・入江和也2等陸尉の指揮で「サンダーバードのテーマ」や「WAになって踊ろう」など4曲でショウアップされたステージを披露した。
第2章は「日米の和(WA)」と題し、熊本地震の際に慰問してくれた座間の在日米陸軍軍楽隊の「パシフィック・ブラス」という金管五重奏団が映画音楽3曲を演奏、その後西部方面音楽隊の金管アンサンブル(アンサンブル・ラビー)が「故郷の四季」などを返礼演奏。最後に二つのアンサンブルが一緒になって「A Song of Japan」、「365歩のマーチ」「海を越える握手」を演奏した。この二つのチームは熊本地震の慰問演奏でも一緒になって被災地を演奏して回った仲間でもある。
第3章は「地域の皆様との和」では沖縄の第15音楽隊が石村俊之2等陸尉の指揮で、エイサーチームと一緒になって「レキオス」という途轍もない現代の曲を唄と三線とステージドリルを展開し、続いて西部方面音楽隊が音楽班長・平林誠3等陸尉の指揮で「あんたがたどこさ」「阿蘇の恋歌」をドラムコーとステージドリルで披露した。引き続き九州管内駐屯地の6つの日本太鼓チームが競演し、フィナーレは西部方面音楽隊隊長森良司3等陸佐の指揮で全参加音楽隊の選抜メンバーで「マーチ・ザ・ナイン」と嵐の「ふるさと」を演奏して終演となった。(写真は昼の部で撮影)

第1章は、西部方面音楽隊が宍戸副隊長の指揮で、ホビイ作曲の「平和を守る者」で開幕 第8音楽隊は蓑毛隊長の指揮でルルーの「分列行進曲」でご挨拶 隊歌「栄光の旗の下に」を無伴奏で歌う ドリカムの「何度でも」、メンケンの「僕の願い」で熊本地震の被災者に思いを馳せた。第4音楽隊は入江隊長の指揮で、「サンダーバードのテーマ」でショウアップステージを披露。 エアロ・スミスの「ミス・ア・シング」で熱唱長万部太郎の「WAになって踊ろう」で踊る第2章では、キャンプ座間から在日米陸軍軍楽隊の金管五重奏団(パシフィック・ブラス)が4月の熊本地震の慰問演奏以来の熊本入りで、ジョン・ウイリアムズの映画音楽を柔らかい音色と卓越した技量 を発揮した。返礼に、西部方面音楽隊の金管アンサンブルが日本の曲でおもてなし。最後は二つの金管アンサンブルが合同で、フェルヘイストの「A Song for Japan」(日本に捧ぐ歌・これは東日本大震災の時、世界中のトロンボニストが立ち上がってできた曲で、楽譜の売り上げが全額寄付された。)と「365歩のマーチ」を演奏した。 最後はスーザの行進曲「海を越える握手」で締めくくった。最終章トップは沖縄の第15音楽隊が石村隊長の指揮で、沖縄在住(福岡県出身)のイクマあきら作曲の「レキオス」」を演奏し、第15旅団のエイサーチームと一緒になって現代的なエイサーを披露した。 ステージいっぱいに繰り広げる演舞に大喝采。西部方面音楽隊は演奏班長平林3尉の指揮で熊本の歌で「和」を表現ステージドリルを披露ドラムコーが妙技を見せる。西部方面隊管内の駐屯地に所在する日本太鼓チームのうち6個隊が集結し、入れ替わりに力強い日本太鼓を響かせた。 各チーム単独演奏の後は全太鼓チームが合同で華々しく打ち上げた。フィナーレは全音楽隊の合同演奏で西、小長谷宗一の「マーチ・ザ・ナイン」を部方面音楽隊長森3佐の指揮で演奏した。 指揮をする森隊長嵐の「ふるさと」を各隊の歌手総出で歌う。歌うのは左から15音、8音、西音、4音、西音の歌手たち出演者全部隊が整列してフィナーレを飾った。(写真は西部方面音楽隊後援会撮影)